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SLポロト号

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SLポロト号の外観写真画像

1 SLポロト号とは・・・

昭和50年末、北海道を最後に全国から姿を消したSL(蒸気機関車)を白老町の文化財として保存展示、社会教育の一環に役立てようとする動きが町民の間から出た。
旧国鉄当局に対しSL展示の初交渉をしたのが昭和50年8月13日であり、同15日「廃用蒸気機関車借受申請書」を白老町として提出する。
昭和51年3月4日付けをもって、旧国鉄本社工作局長から旧北海道総局長に、白老町への貸出し承認が下りた。

町においても、新年度予算に「SL:D51-333号」の運搬と敷地整備などに要する費用として約650万円を計上し受入れ体制を整えた。
昭和51年4月16日には「蒸気機関車保存会」(仮称)設立総会を開催するまでに至った。
この経過の中で9月3日、札幌苗穂駅を出発した「SL:D51-333号」は13時30分白老駅に到着した。

翌4日、トレーラーに積み込まれポロト湖畔に設置された。のち、披露式・一般公開を9月13日挙行された。
愛称を町民から公募、8月10日の選考会で応募総数45件から「SLポロト号」と決定された。
(命名者:鈴木称子・沢口めぐみ)

【白老町史より引用】

2 その後のポロト号の移設

昭和51年9月より白老町ポロト湖畔において31年間、展示保存されてきました「蒸気機関車D51-333(SLポロト号)」が、この程「イオル再生事業」に伴いJR白老駅北広場へと移設されました。
それにともない、列車通過時の車窓からはもちろんのこと、JR白老駅からも望むことができるようになりました。

3 ポロト号について

蒸気機関車D51-333(愛称:SLポロト号)の概要
製造年月日 昭和14年12月17日
製造所 日本車輌製造株式会社
機関車の寸法

長さ : 19.73メートル

高さ : 3.98メートル

幅 : 3.00メートル

機関車の重量

(運転整備のとき)

125.77トン
動輸の直径 1.40メートル
水の量 20トン
石灰の量 8トン
主な運転路線 室蘭本線・函館本線・江差線・松前線・夕張線・万字線・幌内線
廃車年月日 昭和50年11月5日
総運転粁 26,494,437キロメートル(地球約66周相当)

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